白と黒のきれいな縞模様 類型:自然
  須佐ホルンフェルス(すさほるんふぇるす) 山口県萩市

六角柱の玄武岩柱状節理

亀甲状の河床と柱状節理
1.いわれ、特徴、エピソード等

 国指定の名勝及び天然記念物「須佐湾」に位置する自然造形美(高さ12m)で、灰白色と黒色の縞模様が美しいものです。

 灰白色部分は砂岩層、黒色部分は泥岩層からなる須佐層群に火成岩体が貫入し変成岩に変化したものです。

 黒雲母と呼ばれる鉱物に変わっているのが本来のホルンフェルスとのことです。 遊歩道で下まで降り、岩肌を見ることができます。

2.地形・地質の概要

 「ホルンフェルス」とは、砂岩や頁岩層からなる須佐層群が堆積したあと、約1,500万年前にその層を高温の火成岩体(マグマ)が貫入し、熱作用により変成岩(接触変成岩)に変化したものです。

 割ると角張った破面で割れることから角石の意味で、ドイツ語でホルンフェルスと言われています。

3.周辺のジオサイトや観光地

☆日本の地質百選
 この奇岩は、日本の地質百選(須佐ホルンフェルス)に選定されています。

☆観光地
 須佐高山の磁石石、須佐湾遊覧船、奇岩「畳が淵」、萩市内(萩城下町)などがあります。
 注 須佐は、スサノオが航海の途中に位置が分からなくなり、船中にあった磁石が 須佐高山の磁石石の方角を指したため、須佐湾に無事入港することができた、という神話にちなむ地名だそうです。

4.交通
☆公共交通
 鉄道:JR山陰本線「須佐駅」下車。 タクシーで約20分。 駐車場から遊歩道で徒歩10分。 遊歩道は、波しぶきや雨で滑りやすいので、ご注意ください。

☆自動車
 
浜田自動車道「浜田IC」を経由し、国道9号を萩市方面に走行し、益田市内で国道191号に進入します。 須佐駅手前で県道305線に入り、駐車場まで走行してください。

6.補足

 「地層の断面がきれいな平面なのは、地層全体に節理と呼ばれる割れ目が発達していて、その割れ目に沿って岩が崩れ落ちるからです。 国土地理院の地形図や多くの観光案内などに「断層」という用語が使われていますが、これは正しくありません。」

 『日本列島ジオサイト 地質百選 No.63 須佐ホルンフェルス』の一部を加筆訂正しました。

5. 奇岩の地図