日本で最も雄大な岩屏風 | 類型:自然 | |
屏風ケ浦(びょうぶがうら) | 千葉県銚子市・ 旭市 |
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奇岩の写真 |
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地球の丸く見える丘展望館からの刑部岬と富士山 |
銚子市三崎1丁目より東を望む |
いわれ,特徴,エピソード等 |
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固結の弱い岩質であることと,波の強さもあって,有史以来数キロメートルに渡って岸壁は削られています。 鎌倉時代には源義経とかかわりが深い片岡常春の居城「佐貫城」があったと言われていますが,遺構は既にはるか沖にあります。 崖の上に広がる台地は,関東ローム層に覆われており,キャベツ畑が広がります。風の強いことを活かして30基以上の風力発電所の風車が稼働しています。 岩が屏風を立てたように続いているため「屏風~」と呼ばれている岩体は多くありますが,銚子市の名洗町から旭市の刑部岬にかけて続く「屏風ケ浦」は,高さ約30-60m,長さ約10kmで,その大きさから日本で最も雄大な「屏風ケ浦」といえます。 この「屏風ケ浦」は古くからの景勝地でした。 |
地形・地質の概要 |
屏風ケ浦では,新第三紀鮮新世にやや深い海で堆積した犬吠層群を古東京湾で堆積した香取層(下総層群に相当)と関東ローム層が不整合に覆っています。 犬吠層群は北西に緩く傾斜しており,崖を東から西に進むと,水平方向に約300万年前から約100万年前に堆積した地層を連続的に見ることができます。 屏風ケ浦の地層は新しく,固結が弱いことから,有史以来数キロメートルに渡って岸壁は削られています。 |
奇岩近傍の三次元地形イメージ |
奇岩「屛風ヶ浦」は,長さが10kmもある長大な「海食崖」です。その意味で,奇岩かどうか,審査時には様々な議論が行われました。 しかし,比較的柔らかい岩盤(もしくは,固まり切れていない段階の堆積岩)が,太平洋の荒波に削られてできた,それも数キロメートルも後退しているらしい,という点で見た場合,稀有な場所であることは確かです。 |
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☆銚子ジオパーク ☆観光コースの例 |
交通概況 |
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