約1,200年前,名僧徳一上人によって発見されたと伝えられています。
親鸞上人が飢餓済度に用いられた霊水で,万病に効くといわれます。
筑波山ケーブルカー山頂駅から男体山頂の下を巡る自然探究路からやや低い位置にあります。 湧水を伴う「斑れい岩」の露頭です。
地下水の流量が増加した時に内部が浸食された結果,一時的に形成された空洞上部の岩塊が落下したり,変位を起こしたりして,できたと考えられています。
☆筑波山地域ジオパーク この奇岩は,2016年度に登録された筑波山地域ジオパークを構成するジオポイントの一つです。 本ジオパーク内には,他に「大仏岩」,「屏風岩」,「北斗岩」,「裏面大黒」,「出船入船」,「高天原」,「弁慶七戻り」,「母の胎内くぐり」,「ガマ石」,「セキレイ石」,「立身石」と「吾国愛宕奇岩」の奇岩が登録されています。
☆筑波山 筑波山は水郷筑波国定公園に指定され(1959年),その山頂部は男体山,女体山の二峰に分かれます。 これらの山頂部からは,関東平野や霞ヶ浦などが広く眺望できます。 また山麓の筑波山神社は,二峰から構成される筑波山の山体そのものを御神体とする,起源の古い神社です。山麓には梅林などが知られています。
☆観光コース例 (一社)筑波観光コンベンション協会「自然研究路」を参照してください。
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【引用情報】 ・国土地理院 > 地理院タイル(地形図,5m・10mDEM) 国土地理院利用規約
【お断り】 ・奇岩の地図は「奇岩近傍の三次元地形イメージ」に変更しました。地形図については,地図検索のページをご覧ください。