聖と俗を分ける石の門 類型:神仏
  弁慶七戻り(べんけいななもどり) 茨城県つくば市
1.謂われ、特徴、エピソード等
 古来から「石門」といわれ、聖と俗を分ける門と考えられていました。 頭上の岩が今にも落ちそうで弁慶も七戻りしたといわれています。
2.地形・地質の概要
 筑波山の女体山頂近くの斑レイ岩の岩塊です。 風化に強いので、角張った形になり、すき間に引っかかりました。
 斑レイ岩の風化抵抗性が高くても、節理沿いに風化が進むと、出船入船のように内部の岩塊が抜け出てしまうことがあります。 ここでは抜け出た岩塊の上部の岩塊も地震などで変位し、落下せず途中で引っかかったため、不安定性な岩塊のように見えます。
3.周辺のジオサイトや観光地
筑波山地域ジオパーク
 この奇岩は、2016年度に登録された筑波山地域ジオパークを構成するジオポイントの一つです。
 本ジオパーク内には、他に「大仏岩」、「屏風岩」、「北斗岩」、「裏面大黒」、「出船入船」、「高天原」、「母の胎内くぐり」、「ガマ石」、「セキレイ石」、「立身石」、「御海」と「吾国愛宕奇岩」の奇岩があります。
☆筑波山
 筑波山は水郷筑波国定公園に指定され(1959年)、その山頂部は男体山、女体山の二峰に分かれます。 これらの山頂部からは、関東平野や霞ヶ浦などが広く眺望できます。 また山麓の筑波山神社は、二峰から構成される筑波山の山体そのものを御神体とする、起源の古い神社です。 山麓には梅林などが知られています。
☆観光コース例
 (一社)筑波観光コンベンション協会の「白雲橋コース」に紹介されています。
4.交通
☆公共交通
 
鉄道: つくばエクスプレスの「つくば駅(つくばセンター)」下車。 筑波山シャトルバスで「つつじヶ丘」行きに乗車。 下車後,ロープウエイで「女体山頂」まで約6分。 女体山頂から上記「白雲橋コース」を、おおよそ25分下山します。 なお、つつじヶ丘からの登山の場合は、55分ほど掛かります。
 バス: 「羽田空港」、「成田空港」や東京駅」から高速バスを利用して「つくば駅」で下車、以後は①に同じです。
 注 「つくば駅」からは、筑波山シャトルバスで「筑波山神社」を経由し、ケーブルカーで「筑波山頂駅」まで乗車するルートもあります。
☆自動車
 常磐自動車道「土浦北IC」より、つつじヶ丘駐車場まで約40分です。

弁慶七戻りの近景
5. 奇岩の地図
地図と写真の操作方法はこちら  奇岩の位置についてはこちら
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