インド:デカン高原のロナー・クレーター
地質などの特徴

・デカン高原,隕石衝突クレーター,塩湖

空中写真:ロナー・クレーター

デカン高原を構成する玄武岩溶岩を穿つ大きな衝突クレーター。
投稿者による写真の説明や記事など

【投稿者:中田 文雄(事務局)】     2019年

 ロナー・クレーター(Lonar crater)は隕石による衝突クレーターです。

 インド亜大陸のほぼ中心に位置するデカン高原,マハラシュトラ州のオーランガバード市から東に約130km離れているロナー村にあります。
 このことはあまり知られておらず,自分もムンバイ行きのANA機に搭乗し,この光景を実際に目の当たりにするまで,全く知りませんでした。

 クレーターのサイズは,直径約1,830m,深さ約150mと,世界中で10指に入るほどの規模だそうです。
 底には緑色でアルカリの湖水が溜まっており,それを取り巻いている白い色の部分は「塩」です。
 隕石が落下した時期は約57万年前ではないか,という説が有力です。

 ロナー・クレーターは,「アジャンタ石窟寺院」や「エローラ石窟寺院」の観光基地でもある「オーランガバード市」の東方,約100kmにあります。


ステレオ写真です。 拡大版はこちらにあります
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