インド:ムンバイ周辺の西ガーツ山脈
地質などの特徴

西ガーツ山脈,デカン高原

投稿者による空中写真とその説明 : 西ガーツ山脈

日に映える西ガーツ山脈。 断崖絶壁の中間部分にテラスがあることから,ガーツ(階段)という山脈名がつけられたそうです。
写真左下の赤色は,B-787に使われている偏光窓の影響です。

【投稿者:中田 文雄(事務局)】     2020年

  • インド亜大陸のほぼ中央部,ベンガル湾沿いの東ガーツ山脈からアラビア海側の西ガーツ山脈までの間は,玄武岩溶岩層に覆われた「デカン高原」です。
  • 「西ガーツ山脈」の縁は垂直に切り立った崖になっており,崖の途中には何段かのテラスが形成されています。
    ヒンズー語で階段のことを「ガーツ」と言い,東西の山脈の名称もここから作られたようです。
  • 「西ガーツ山脈」の平均高度は900mなのに対し,デカン高原のそれは500m程度なのでそれ程高いわけでもありません。
    しかし,ムンバイなどの平地はそれこそ0mなので,下から見ると聳え立つ,という感じは十分にあります。
  • 写真の場所は,ムンバイ市のほぼ西方約60kmにあります。
空中写真とその説明 : 西ガーツ山脈

縞模様は主として植物であることがわかります。 画面の右には,角度45度程度の断層が走っています。

亀裂に沿って浸食が進んでいることがわかります。 この部分だけを見ると,テーブルマウンテンの一部のように思えてなりません。
それにしても,崖っぷちに「家」のような建物が写っています。 「View Point」かもしれません。
【事務局による参考情報など】

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