高知県:室戸岬のタービダイト層(乱泥流堆積物)
地形・地質の特徴

タービダイト,乱泥流堆積物,海底地すべり,付加帯

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

古第三紀漸新世~新第三紀中新世の「付加体」で構成されている「室戸岬」は,最大標高が180mを超える「波食崖」に囲まれています。
この面は「海成段丘」と呼ばれ,浅い海底で底が平らに削られてできたことを物語っています。
地形の三次元イメージ : 室戸岬一帯

「室戸岬」の先端部には,「低位段丘面」を形成する「隆起波食棚」や,次の段丘面の予備軍とも言うべき「波食棚」も存在しています。
その隆起波食棚の中に,本ページで取り上げた「タービダイト層(乱泥流堆積物)」の典型露頭が存在しています。
地上写真 : 室戸岬のタービダイト層

室戸岬のタービダイト層。 地層が入り乱れていて,まとまっていません。 その昔,異常な動きがあったことを示しています。
地層ができた後,付加帯となるときに巨大な力で寄せ集められたのでしょうね。

このような積み重なりになるには,計り知れない力がかかったことでしょう。 進撃の巨人やゴジラでも力不足でしょうね。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「タービダイト」とは,付加体の大陸棚斜面で形成された乱泥流が,深海底まで滑って堆積した地層です。
    地層が移動する原因に関する有力な仮説は「海底地すべり」,「津波」や「メタンハイドレート層の急激な気化」などがあります。
  • 乱泥流(urbidity current)を構成する物質は「砂と泥」です。 それが,時が経過して固化すると「砂岩・泥岩互層」となります。
    堆積した後も付加帯を作る動き(海洋プレートの沈み込み)は停止しなかったので,水平層がぐちゃぐちゃになったものと思われます。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

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