和歌山県:橋杭岩
地質の特徴

石英斑岩,貫入岩(岩脈),差別侵食

投稿者によるステレオ露頭写真とその説明 : 橋杭岩

【投稿者:島 馨氏】

  • 和歌山県串本町の橋杭岩は,新第三紀中新世の熊野層群敷屋累層の泥岩層を貫いた石英斑岩が,浸食によりその形があらわになったものである。
    貫入接触部をみると変成の度合いは顕著ではなく,周辺の泥岩層の変形構造はほとんど見当たらない。
    このことから,引張帯に生じた亀裂を埋めるように石英斑岩が満たしたものであり,圧縮応力が発生する貫入という印象ではない
  • 貫入境界面はほぼ垂直であるが,わずかに陸側に倒れているため,浸食により,かつて鉛直上方にあった石英斑岩の岩塊が岸側に残存しやすい傾向が海食台上に分布する岩塊群から読み取れる。
  • なお,現地には,わかりやすい解説板があり,地質現象を理解するのに役立っている。 事務局注 下がその解説(案内板)です
地形と地質の三次元イメージ:橋杭岩周辺[事務局作成]
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「石英斑岩」の岩脈は,海を渡った紀伊大島の権現島付近にも存在します。
事務局による追加写真

干潮時の「橋杭岩」です(2枚合成)。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質案内」を基にして,事務局が「三次元地形図」,「三次元地質図」や若干の記事などを追加したものです。