神奈川県:三浦半島荒崎海岸
地質の特徴

海食崖,海食洞,隆起波食棚(隆起海食棚)

投稿者による写真とその説明(No.1)

【投稿者:大島 洋志氏】 2006年8月6日

  • 写真は1968(昭和43)年当時の三浦半島西側、荒崎海岸の風景である。
  • 現在は写真の眺めとは随分かわっているものと思われるが、三浦層群の単斜構造や、見事な海岸段丘地形を遠望できる。
地形と地質の三次元イメージ:三浦半島西海岸,荒崎付近[事務局作成]
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「三崎層」は、約1200万年~400万年前(新第三紀中新世~鮮新世)に太平洋の海底で堆積した「付加体」です。
堆積した当時はほぼ水平であったと思われますが、その後の地殻変動(プレートテクトニクス)により、殆ど垂直になってしまいました。
以下の写真で,白っぽい岩は凝灰質シルト岩(泥岩)で、黒っぽい岩はスコリア質凝灰岩です。
見事な互層になっているのが特徴ですが、よく見ると所々亀裂によりずれていることがわかります。
【最近の露頭写真】

(左)荒崎海岸の「三崎層」の露頭。 海食崖にはみごとな互層と海食洞が見られます。
(右)海蝕洞の内部。 入口の所から,二股になっています。向かって左の洞窟は地層に沿って延び,向かって右の洞窟は断層に一致します。

(左)地層に沿う洞窟の内部から,2番目の写真を撮った地点を見返しました。
(右)左の写真と同じ場所の右側です。向かって右上の方向に,小さな洞窟が延びています。

(左)洞窟を抜けました。 地層の様子がよく判ります。植生のある茶色の地層は「ローム層」で,三崎層とは不整合状態です。
(右)三浦層には地層のずれが随所に見られます。 「A」と「A」,「B」と「B」は,かつて真っ直ぐの地層だったのです。

一見、地層がものすごくカーブしているようですが,水平の面と垂直の崖を見ているための錯覚です。
上部の褐色の地層は不整合のローム層です。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質案内」を基にして,事務局が「三次元地形図」,「三次元地質図」や若干の記事などを追加したものです。