北海道:知床半島羅臼町,観音岩付近の地層境界など
地形・地質の特徴

火山地形,陸上火山噴出物,海底火山噴出物,岩脈,海食洞,柱状節理

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
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知床半島の火山活動は,新生代新第三紀中新世~鮮新世(約1千万年~約300万年前)に,主として海底で噴火した火山による活動と,
新生代第四紀チバニアン期(約50万年前)に,知床半島の隆起と共に活動した陸上火山に大きく分かれています。
地形の三次元イメージ : 知床半島・観音岩周辺部の海食崖

「観音岩」の南西側には,標高が285mにも達する巨大な「海食崖」が聳えています。
その海食崖の途中で,はっきりとした地層の境界が存在するのです。
【船上写真】 観音岩付近の地層境界

「観音岩」の陸地には,今にも滑り出すのでは,と思わせるような急な傾斜をした地層の境界が存在します。

傾斜のある地層境界の上層は,陸上火山の噴出物(火砕流堆積物:溶結凝灰岩)で,洞窟のある下層は,海底火山の噴出物です。
両者の境界部には,海成段丘堆積物が存在するはずですが,この写真だけからはよくわかりません。
【船上写真】 化石浜付近の貫入岩(岩脈)と横向きの柱状節理

「化石浜」とその周辺には,ほぼ垂直に延びる複数の「岩脈」が存在し,岩脈にはほぼ全て横向きの「柱状節理」が存在します。
陸上火山の噴出部を突き抜けているので,その火山が活動した後のマグマ上昇,と想像します。
【船上写真】 メガネ岩の岩脈と海食洞
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急傾斜している各地層は,上から「陸上火山噴出物」,「海成段丘堆積物」と「海底火山堆積物」であると思います。
「海食洞」のすぐ上の「岩脈」には「横臥状柱状節理」が存在するので,マグマが貫入して冷えて固まった「岩脈」だろうと思います。
海食洞のある部分で岩脈が曲がっています。曲がっている方向から,貫入時に曲がったものでしょう。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 海底火山の場合は,噴出物が海水できゅそくに冷却されることによってできる「枕状溶岩」や「火山砕屑岩」など,比較的脆い岩石ができるのに対し,陸上火山の場合には「溶岩層」や火砕流が二次的に固化する「溶結凝灰岩層」など,比較的固くて風化に強い地層が形成されます。

【引用情報】

【参考情報】

  • 有用な情報を調査中です。

【お断り】

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