神奈川県:大規模な谷埋めにより出現した「準あはら型集落」
地形の特徴

大規模盛土,谷埋め,人工地盤,準あはら型集落,集落空間

大規模盛土図(準あはら図)と地形図(標高段彩図)の三次元イメージ:横浜市保土ヶ谷区~旭区(部分)
   地図上で1回クリックすると,事務局が作成した「標高段彩図」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

大規模盛土とは,以下に示す二つの条件を一つでも満たした造成地のことです。
① 盛土面積が3,000平方m以上(谷埋め型),または
② 盛土をする前の地盤面の水平面に対する角度が20度以上で,かつ,盛土の高さが5m以上(腹付け型)
横浜市保土ヶ谷区~旭区では,谷という谷が埋められてしまっている,と言っても過言ではないかもしれません。
微地形と集落空間 : 横浜市保土ヶ谷区付近(部分) と集落(町屋)の形成
   地図上で1回クリックすると,⑥図に横浜市が作成した「大規模盛土図」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

本図の範囲に限定すれば,深い谷を埋めて平坦地を造成できたのは,1970年(昭和45年)代以後のようです。
その理由は,ブルドーザなど大型の建設機械が容易に手に入るようになったためでしょう。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「あはら(上代語)型集落」とは「低湿な低地の氾濫平野で,沼地や河川沿いの低湿地に人工盛土を行って形成された集落」とされています。
  • あはらは低湿地限定の用語なのですが,近代においては低湿地の地盤改良よりも,大小の谷を埋めて新しい地盤を作り出す方がはるかに多いと思われるため,あはらに準ずる形(番外)で取り上げることにしました。
  • 編集部では,地形図に記載されている「谷を埋めて造成された場所に形成された大規模集落(町屋)」は,「あはら型集落」に準じていると考えています。
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