富山県:成願寺川古扇状地の「きしの型集落」
集落や地形の特徴

台地・段丘,中位段丘面,台地末端部,きしの型集落,集落空間

地形(標高段彩図)と都市圏活断層図の三次元イメージ
段彩図上で1回クリックすると,国土地理院の「1/2.5万 都市圏活断層図『魚津』(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。

「大辻山(1361m)」の西斜面を源流とする「白岩川」が富山平野に出たところに,「扇状地性段丘」と「扇状地」が広がっています。
一見すると,これらの土砂は白岩川が運んできたように見えますが,実はこの範囲一帯は超大河である「常願寺川」の勢力範囲なのです。
すなわち,この付近一帯は成願寺扇状地の東の端に位置し,本図にある段丘も扇状地も,その土砂の供給源は常願寺川だったのです。
従って,現在の白岩川と大岩川は,常願寺川の置き土産を削り出して,富山湾へと運び去っていることになります。
微地形と集落空間 : きしの型集落(台地・段丘 > 中位面・高位面:末端部)

  「日中集落」は,白岩川の左岸に現存する中位段丘面の東側にあって,南北にのびる道路沿いに民家群が延びています。
一方,「柿沢集落」は,白岩川の支流である大岩川の左岸,中位段丘面の先端部のやや東側にあって,やはり道路沿いに民家が延びています。

【微地形と集落空間】

  • 「齊木(1986)」によると,「きしの(上代語)型集落」とは「台地・段丘の高位面と中位面の末端部に位置し,台地・段丘の崖の上に沿いつつ形成された集落」のこととされています。
  • 編集部では,地形図に記載されている「日中集落」と「柿沢集落(一部)」は,この「きしの型集落」に該当すると考えています。
【引用情報・参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【総合案内ページ】