京都府:由良川上流部の環流丘陵
地形の特徴

環流丘陵,穿入蛇行,蛇行切断,側方侵食,河成段丘(河岸段丘)

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
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「由良川」の上流部に,流路がほぼ90゜左に曲がり,しばらく下流に進むと,今度は右に約90゜曲る場所があります。
2か所の屈曲点の前後(上流と下流)には,「環流丘陵」が存在しています。
地質は,ジュラ紀付加体の「混在岩(メランジェ)」ですが,「蛇行切断」が発生して「河成段丘」化した時期は,更新世チバニアン期と推定されています。
標高段彩図の三次元イメージと環流時の推定流向 : 長瀬地区の環流丘陵
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上流側の「環流丘陵」です。 現河床の標高は約120mなのに対し,段丘面の標高は約175mとなっています。
中央丘陵の標高は約229mと,高いのが特徴です。
シームレス地質図では,「離水」時期は「チバニアン期(約70万年~約15万年前)」とされていますが,蛇行狭隘部が短絡した時期は不明です。
標高段彩図の三次元イメージと環流時の推定流向 : 大倉地区の環流丘陵
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下流側の「環流丘陵」です。現河床の標高は約99m,環流部(蛇行部)の標高は,その後の侵食で判りづらいのですが,約146m~153mでしょう。
90度屈曲している箇所付近には,標高約143m前後の段丘面が広く分布しています。
「古由良川」が「穿入蛇行」していたのは,段丘面上を流れていた時期と同じころと思われます。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 由良川支流の「上林川」にも,規模の大きな「環流丘陵」が存在しています。
    両者の距離が約10kmと近く,地質も同じジュラ紀付加体か,古生代ペルム紀付加体となっています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】