北海道:宗谷岬沖の弁天島
地形の特徴

貫入岩,玄武岩,柱状節理,波食棚

地形と地質の三次元イメージ :
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの 1/5万地質図幅「宗谷・宗谷岬」(出典,下記)」を表示します。

宗谷岬付近の基盤は,中生代後期白亜紀の「泥岩」です。 その上には,新第三紀に「礫岩」や「砂岩」が海底で堆積しました。
隆起して陸地化した後は,氷期において氷河に準じた「氷」の侵食を受けて,現在は「周氷河地形」となりました。
新第三期には,「玄武岩」が貫入しましたが,その範囲は広くはなく,「弁天島」~「平島」付近,標高167mの「丸山」とオホーツク海沿岸の一部だけです。
標高段彩図の三次元イメージ : 弁天島と平島

最新の測量結果によると「弁天島」の標高は約9mなのに対し,「平島」は僅か1mしかありません。
「波食棚」に囲まれていますが,年々削られて低くなっているように思えます。
【地上写真】

縦方向の縞模様は,玄武岩の「柱状節理」です。 玄武岩が陸上に出てきたことを物語っています。
上の写真を撮影したのは初秋なので,数十羽の「(ウミ)ウ」でしょう。 しかし,真冬によると,数千頭の「トド」が来襲する島として有名です。
下の写真は,晩秋の10月末です。 頂部に止まっている鳥は,鵜ではなく「オオワシ」か「オジロワシ」のような形をしています。
【参考:竜神島】

宗谷岬のオホーツク海側に「竜神島」という「柱状節理」の目立つ島があります。
5万分の1地質図幅「宗谷・宗谷岬」によると,この竜神島も「玄武岩」の貫入岩で,噴出した年代も弁天島と同時期,とされています。
【記事,引用情報と参考資料】

【記事】

  • 宗谷岬沖の「弁天島」は,2023年1月下旬,おおよそ3000頭もの「トド」が集まっている,と報道されました。
    生息するサハリン沖が流氷に閉ざされている,というのが理由らしいです。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】