滋賀県:旧草津川はかつての天井川(廃川)
地形の特徴

天井川,扇状地,堤防,廃川

地形と地質の三次元イメージ:
地図上で1回クリックすると,国土地理院の「治水地形分類図・更新版(出典,下記)」を表示します。 ダブルクリックで元に戻ります。
  • 古名を「砂川」と称した「草津川」は,湖南アルプスと呼ばれる「風化花崗岩」の山々を源流としているため,大雨の際には大量の土砂(マサが主成分か)が下流に押し寄せて「扇状地」を形成しました。
  • 草津市の資料によると,天井川化は江戸時代に始まるとされています。
    恐らく,暴れ川だった砂川(草津川)の氾濫を抑えるために,河道を固定化する必要があったものと思われます。
  • なお,天井川であった草津川は,2002年の「草津川放水路」の通水によって廃川(旧草津川)となり,放水路の部分が「草津川」と称しています。
    ただし,現草津川と旧草津川との分流地点より上流の草津川と,支流の「金勝川(こんぜがわ)」は,以前のまま天井川の状態が続いています。
  • 本図の左下の「十禅寺川」は小河川ですが,わずかながらも天井川となっており,洪水のリスクの高い河川となっています。
標高段彩図の三次元イメージ :
  • 明治初年,東海道本線を敷設するにあたり,草津川を超す方法として河床下を掘削する「隧道(トンネル)」形式が採用されました。
    図に示したように,河床と平地の標高差(高さ)が約5mであることから,採用された工法と思われます。
    掘削対象が「河川水が浸透して飽和していると思われるマサ」なので,遮水対策が大変だったのでは,と想像します。
  • その後の複線化と複々線化の工事でも同様の形式となったので,現在では単線トンネルが6本存在するそうです。
    ※ 実際に使用しているのは4本で,後の2本は戦前のもののようです。
  • 鉄道トンネルの上流側には,かつて「マンポ」と呼ばれた「道路トンネル」があります。(下図参照)。
【現場写真】

Google Street View のカメラは「草津宿本陣」付近から「草津川隧道(通称:マンポ)」を撮影しています。
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