| 北海道:尾幌川の河川地形 [海岸近くの分水界,自由蛇行,環流丘陵?] |
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| 地形の特徴 |
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分水界,自由蛇行,蛇行切断,原野,河川改修,環流丘陵,海食崖 |
| 地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図) |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。![]() 「厚岸湖」に隣接する「別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)」に注ぐ支流の中に,「尾幌川(おぼろがわ)」という,とてもユニークな川があります。 全長が約21kmの中河川なのですが,枝谷の源流部の多くが,太平洋の作り出した「海食崖」の頂上にあるのです。 |
| 標高段彩図の三次元イメージ : 尾幌川の捷水路と旧河道 |
![]() 「オタクパウシ川」と合流した後の「尾幌川」は,広々とした沖積低地(尾幌原野)を形成し,その中を「自由蛇行」しつつ流れていました。 尾幌原野はいわゆる「泥炭地」で水はけが悪く,農作には不向きなため,明治40年(1907年)から分水の開削工事が始まりました。 現在では,耕地整理も進みましたが,かつての蛇行跡がくっきりと残っている場所があります。 |
| 標高段彩図の三次元イメージ : 尾幌川中流部の旧河道 |
![]() 現在の「分水界」は海岸近くにありますが,「尾幌川」が形成されたころ(地質的年代スケール)は,遥か沖合の位置に分水界があったものと想像します。 そうでないと,尾幌川が海岸線に平行に流れている,ということの説明が付きません。 |
![]() 上図の「Photo」地点を走行する「根室本線の上り普通列車」から撮影しました(根室本線)。 |
| 標高段彩図の三次元イメージ : 推定環流丘陵 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。事務局が推定した「穿入蛇行時の流路」を表示します。
![]() 「門静地区」には,「環流丘陵」ではないかと思われる,段丘から切り離された台地が存在します。 谷の形状から,川水によって削り取られたと想像できますが,このことに関する公開資料は見つかりませんでした。 図に示した「太い矢印」は,事務局で想像した「古尾幌川」の流れです。 |
![]() 上図の「Photo」地点を走行する「根室本線の下り快速列車」から撮影しました。 手前が上流なので,川水は谷間に向かって流れ込んでいます。 厳冬期を過ぎていましたが,川は凍っていました。。 |
| 標高段彩図の三次元イメージ : |
![]() 「尾幌川」は,最終的には,「門静地区」に現存する「環流丘陵?」を生んだ狭い谷間を抜けて,「別寒辺牛湿原」へと流れ込みます。 この付近の「分水界」も,海岸線に近くにあります。はるか沖にあった分水界が,波によって削られ,現在の場所に後退したのでしょう。 海岸近くには,侵食防止の「離岸堤」が設置されています。 |
![]() 「尻羽岬」~「大黒島」間の「厚岸湾」では,海岸から1kmほども離れた沖合に「離岸堤」が設置されています。 海岸浸食防止と,津波対策を兼ねたものでしょう。 |
| 標高段彩図の三次元イメージ :オタクパウシ川最上流部 の分水界 |
![]() 「尾幌川」の有力支流「オタクパウシ川」の源流部です。 「海食崖」が発達した岩石海岸の崖上が「分水界」で,海まで200m程しかありません。 各支流が生まれたころの海岸線は,遥か沖合の位置にあったのが,その後の海岸侵食により現在の位置まで後退?してきた,と考えられます。 |
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