茨城県:那珂川の大湾曲部(穿入蛇行跡)
地形の特徴

穿入蛇行,河成段丘(河岸段丘)

案内用三次元イメージ : 城里町・那珂川流域

「那珂川」の中流部には,広大な「河成段丘面(河岸段丘面)」が広がっています。
その中で右岸の「城里町」には,「中位段丘面】が大きくえぐれている場所があります。
地形の三次元イメージ : 那珂川の大湾曲部

湾曲している部分の長さ(振幅とすれば高さ)は約2kmと,現在の川幅0.2kmの約10倍もあります。
種々の資料から,洪積世の後期頃,海水準の低下によって下向きの侵食力が増加し,大蛇行が始まったのでしょう。
【地形断面図】 那珂川の右岸から左岸

「那珂川」が右岸に大き湾曲している部分は,地形分類では「低位段丘面」とされています。
中位段丘面を下刻し始めてから低位段丘面が形成されるまでの間,那珂川はこの大湾曲部を作った「穿入蛇行」を行いつつ流れていたことになります。
その間は恐らく,低位段丘面の上を縦横無尽に流れる,自由蛇行に近い形で流れていたことでしょう(洪水時のみですが)。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「中位段丘」の概略標高は約50mです。 種々の資料を参照すると,「更新世後期」の初め頃(約10万年前頃)に形成されたようです。
  • 標高がおおむね17m~20mの「低位段丘」は,更新世後期(約3万年前頃)の形成と思われます。
  • 従って,この約7万年の間に30m以上の「段丘崖」が形成されたことになります。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】