岩手県:折爪断層と並行するリニアメント
地形の特徴

付加帯,活断層,新規断層変位,リニアメント,差別侵食,ケスタ地形

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図):折爪断層北部
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

地震調査委員会によると,「折爪断層は」最大延長約47km,西側隆起の逆断層と評価されています。
北端は「五戸川」付近で,南限は葛巻町の赤井田沢付近とされていますが,研究者によって諸説あるそうです。
本図は,馬淵川(北)~折爪岳(852m)付近に限って図化したものです。
折爪岳の山腹傾斜は断層側(東側)が急で,半断層側(西側)が緩やかという,典型的な「ケスタ地形」となっています。
地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図) : 折爪断層南部
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「就志森」付近になると,爪折断層の東側にほぼ並行に走る「リニアメント」が表れます。
地質図によると,断層ではなく付加体の地層境界となっているので,侵食に強い部分が直線状に並んでいるのです(差別侵食)。
なお,このリニアメントは北部では目立ちませんが,地表に「風性火山灰層」が堆積しているからかもしれません。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 折爪岳付近の地質は,古生代石炭紀(3.5億年頃)~中生代後期三畳紀(2.1億年頃)に,海底に堆積した「葛巻層」です。
    構成する岩石は,「混在岩」,「チャート」や「石灰岩」などです。
  • 後,中生代ジュラ紀(1.6億年頃)になると,海洋プレートの沈み込みに伴う「付加帯」となって日本列島に張り付いて陸地化しました。
    折爪断層の動きによって,地層の傾斜は西側に傾斜しています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】