栃木県:関谷断層(北部)と沼ッ原湿原
地形の特徴

活断層,新規断層地形,高層湿原,人工改変

案内用三次元イメージ : 関谷断層
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「関谷断層」は,那須岳東北部の栃木県-福島県境付近を北限とし,「那須野原」の西縁を経由して塩屋町付近に至る,長さ40km弱の「活断層」です。
西側隆起の逆断層なので,巨大な「扇状地」である那須野原ができ上がった,直接的な原因を作った断層とも言えます。
地形の三次元イメージ : 関谷断層と沼ッ原湿原

「白笹山」などの火山噴火により,大量の溶岩流・火砕流が「関谷断層」北部一帯を埋めたため,北部は南部ほど西側隆起が目立ちません。
「沼ッ原湿原」は,那珂川支流「湯川」の最上流に存在する「高層湿原」です。
新生代新第三紀中新世の「花崗閃緑岩」が,関谷断層により隆起したところに,
「日の出平」方面からの玄武岩溶岩が覆った結果,浅い盆地状の地形が形成されたのでしょう(想像)。
【現場写真】 沼ッ原の景観

(左)湿原からの北方には,「那珂川」上流の「湯川谷」を挟んで,「大倉山」~「流石山」が正面に座っています。
(右)一方,南側は「調整池」が視界を遮るので,遠くを眺めることはでき無いので,堰堤の上に登るしかありません。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 沼ッ原湿原に隣接して,旧電源開発(株)が建設した「深山ダム」の「調整池(通称,上ダム)」が建設されました。
    このため,写真のように南側の眺望は全くありません。 人工的な盆地が形成されてしまったのです。
  • その代わり,湯川の谷頭侵食から逃れられる,という副産物も生じましたが,地質時代的なスケールで調整池が存続するかは,わかりません。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】