鹿児島県:馬毛島の海成段丘
地形の特徴

海成段丘,海岸段丘,隆起波食棚

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

種子島の西に浮かぶ「馬毛島」は,長く無人島でしたが,最近になって国有地化され,航空基地として整備されることになりました。
島の大部分は「海成段丘」による台形を呈しています。 川が発達していないこともあって,「沖積低地」はほぼなさそうです。
地質面では,全島が古第三紀の付加体で,海成層の「砂岩」あるいは「砂岩泥岩互層」ないしは「泥岩砂岩互層」で構成されています。
地形の三次元イメージ :

編集部が独自に区分した「海成段丘面」は,高位・中位・低位の3区分です。
最も面積の広い区分は「高位段丘面」のようです。 「低位段丘面」は,「隆起波食棚」を含むと考えています。
また,島の周囲には随所に「波食棚」が分布していて,陸地化の予備軍となっているようです。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 全島の約99%を所有していた地主は,かつて「滑走路様」の直線の土構造物を造成しました。
    空中写真から長さを測ってみると,南北方向が約4.4km,東西方向が約2.3kmあります。。
  • 島の最高点は,標高約71mの残丘状のピークです。 工事による改変が全島に及んでいるため,自然のままの形状がわかりません。
    従って,地質が硬かったため残丘となったのか,工事の際に削り残されたのか,判断が付きません。

【引用情報】

【参考情報】

  • 有用な情報を調査中です。

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