北海道:茶路川の蛇行と環流丘陵
地形の特徴

環流丘陵,穿入蛇行,蛇行切断,自由蛇行,旧河道,河跡湖

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

道東の白糠町を環流する「茶路川」の中流域には,「穿入蛇行」による「環流丘陵」が,2か所以上存在します。
恐らく,地震などによる地盤の隆起で「下刻侵食力」が増し,蛇行切断(ショートカット)が行われたのでしょう。
本図範囲の茶路川では,「攻撃斜面」が崖になっているところが多いようです。
護岸工事の行われていない,自然のままの川であることがよくわかります。
地形の三次元イメージと環流時の推定流向 :

「茶路川」左岸の「高台集落」は,大きな環流丘陵の下流側に作られました。
標高93mの丘が「中央丘陵」です。 標高73mなどの「河成段丘面」は,「穿入蛇行」時の川底になります。
なお,高台集落やその南側にある谷は,穿入蛇行が終了して河環流部の川底が河成段丘面となった後に形成された新しい谷です。

茶路川の有力な支流である「縫別川」にも,「環流丘陵」ではないか,という地形が存在します。
道東自動車道が建設されてしまったのでわかりづらくなっていますが,可能性は高いと思われます。 なお,流向は想像です。
地形の三次元イメージ : 茶路川下流の旧河道と河跡湖

茶路川の下流域は,「自由蛇行」区間です。 地形図をよく観察すると,数箇所の旧河道が存在します。
茶路共栄地区には「円弧状の凹地」が存在し,相互地区には「河跡湖(三日月湖)」が存在します。
相互地区付近からの下流域は,茶路川が氾濫の度に河道を変えて流れたものと思われ,旧河道が随所に出現しています。

茶路共栄地区の「円弧状の凹地=旧河道」です。 昔の茶路川は,現在の河道とちょうど反対側に流れていたことがわかります。
なお,画像のほぼ真ん中に存在する線状の異常部分は,「DEM」の接合箇所です。 国土地理院で,いずれ修正されると思います。

「茶路川」の「氾濫原」には,同河川が自由に流れていた頃の痕跡が随所に存在しています。
「旧河道(新)」と表記した連続凹地は,現在の氾濫原(河川敷)に存在するので,新しい年代まで流れていた河道でしょう。
具体的な年代まではわかりませんが。
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