東京都:八丈小島火山の火山地形
地形の特徴

火山島,安山岩,海食崖

案内用三次元イメージ : 八丈小島と八丈島

「八丈小島」は,八丈島の西方約4kmに浮かぶ火山島です。
北西-南東方向が長径の長さは約3km,直角方向が短径の長さは約1km,と言う略瓢箪形です。
島の中心にいる「大平山(おおたいらさん)」の頂上が約617mの最高点で,横から見るとほぼ円錐形を呈しています。
地形の三次元イメージ : 八丈小島

南西-北東方向は短径方向ですが,この両面には巨大な「海食崖」が存在します。
中でも,特に南西側の斜面は断崖絶壁です。 頂上から海面まで,刃物で一気に切断されたような形です。

「八丈小島(大平山)」を作った火山の活動時期は,八丈島の東山(三原山)の最盛期よりも古い,とされているようです。
八丈小島火山は,安山岩の溶岩・火砕岩を噴出しました。 北西斜面と南東斜面には,侵食されにくい溶岩が大量に流れたのかもしれません。
【現場写真】 八丈島・大坂トンネル展望台からの八丈小島

八丈島の「大坂トンネル」の北側の入り口近くには展望台が設置されています。
ここからの八丈小島は,真正面が「横瀬根」となって,長径方向を眺めることができます。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • かつて,島の南東端には「宇津木」,北西端には「鳥打」という二つの集落がありました。前者には約40名が,後者には約80名が生活していました。
  • 三次元地形モデルでもわかるように,両集落間の交通は海上より他は無く,同じ島内といえど隔絶されていたと記録にはあります。
  • 両集落とも満足な船着き場が無いことから,冬期には交通が途絶することも多く,「マレー糸状虫症(フィラリアの一種)」という難病の蔓延もあって,1969年に全員が離島し,現在は無人島となっています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】