長崎県:小値賀島単成火山群
  (日本の地質百選:小値賀島単成火山群)
地形の特徴

火山地形,火山砕屑丘,噴石丘(スコリア丘),玄武岩溶岩,海食崖,波蝕棚

地形と地質の三次元イメージ : 小値賀島(おぢかじま)単成火山群
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

五島列島の北端近くに位置する「小値賀火山島群」は,「火山砕屑丘」が密集する「玄武岩火山群」です。
大小合わせて合計41の「噴石丘」があります。
それらの活動時期は,新生代第四紀更新世チバニアン期(約110万年前~約35万年前頃)と言われています。
小値賀島には半数ほどの火山が存在し,残りは小さな火山島となって,海の上に浮かんでいます。
地形の三次元イメージ : 単成火山と溶岩流

赤い矢印の根本が,(推定)「火山砕屑丘」の位置です。 推定とは,地形図のみで判断しているためです。
「段丘面」は,玄武岩類の溶岩台地です。 3D図の右側に低地の帯が存在します。
海水準(海面)が高い時代の噴火だったか,低い時代の噴火だったかが,多少なりとも気になります。
なお,低地帯の分水界は,図の下側の道路部分にあります。 地表直下に溶岩層があるのかもしれません。

標高が70mより高い所は,「火山砕屑丘」と思われます。 ただし,時間が経過して,火口がわからなくなっています。
詳しくは,山本(2003)を参照してください。 小値賀島の東部には,「波蝕棚」と「海食崖」が存在します。

「小値賀島」の南東には,大小7程度の火山島群が存在しています。
中でも,「大島火山」は,大量の「火山弾」を噴出したことで知られています。大島の南側には,「波食棚」が存在します。
「貝瀬」は,火口の跡と言われています。 余りに標高が低かったので,波の侵食で崩れてしまったのでしょう。

「斑島」の北西部の「波食棚」には,玄武岩溶岩に開いた「甌穴(ポットホール)」が存在します。
【露頭写真】小値賀島,五両ダキ

画像出典: おぢか島旅 > 島を旅する
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【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 41の火山が密集していますが,活動期間は70万年間を越えています。
    単純計算で「1火山/1万年」となるので,いつも噴火していたわけではなさそうです。
  • 山本(2003)は,火山群を「噴石丘」と定義していますが,これは「火山砕屑丘」の一種で,別名「スコリア丘」とも,呼ばれています。

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