東京都:火山(硫黄)列島の火山地形 [硫黄島,北硫黄島,南硫黄島]
地形の特徴

活火山,火山地形,火口,溶岩流,火砕流,海食崖,砂浜海岸,砂丘,陸繋砂州,海成段丘面

地形の三次元イメージ・地上写真 : 硫黄島

米軍の強硬上陸により日本軍が玉砕した「Iwo Jima(硫黄島:いおうとう)」ですが,現在も隆起し続けている「活火山島」です。
広いテーブル状の「元山」は,新生代第四紀完新世(約1万年前以降)に,海底で噴火し,その後海底の隆起により,海面上に姿を現したと言われています。
三角形の頂点にある「摺鉢山(パイプ山)」は,完新世に陸上で噴火した活火山です。

硫黄島が隆起していることにより,周辺の海底も浅くなり,溜っていた砂が沿岸流によって運ばれて,砂浜が年々成長を続けています。
西海岸の沖にあった「釜岩」は,砂州が延びて陸繋島となりました。
また,東海岸沖の「二ツ根」も,国土地理院の地図では海中にありますが,2021年版のGoogle Mapsの空中写真では,陸繋島になりました。
地上写真 : 硫黄島,南硫黄島

摺鉢山は,陸上で活動した火山(最終は火砕丘)で,主な地質は「粗面安山岩」です。
「元山」と「摺鉢山」の中間の高砂台は,摺鉢山の噴出物が堆積した土地で,いわば大きな「陸繋島」と言えるでしょう。
元山近くの岩石海岸の岩石は,「粗面安山岩,溶岩・火砕岩」です。 ただし,写真岩石は火砕岩と思われます(古くて記憶があいまい)。
地形の三次元イメージ : 北硫黄島

火山活動は,古期と新期に区分され,いずれも「玄武岩質溶岩・火砕岩」で構成されています。
山頂の「榊ヶ峰(792m)」に隣接する異形の凹地は,下記研究者によると「カルデラ」と評価されています。
新生代第四紀中期更新世(約50万年前頃)に活動が開始された,と推定されていますが,正確なことはわかっていないようです。
図中「波食棚?」と記した範囲は,単に海中に連続する斜面かもしれません。
地形の三次元イメージ : 南硫黄島

火山活動は古期と新期に区分され,いずれも「玄武岩質溶岩・火砕岩」で構成されています。
山頂(916m)に隣接する小さな凹地の半分は,海食崖の成長により崩落しています。 火口かもしれません。
新生代第四紀中期更新世(約50万年前頃)に活動が開始された,と推定されていますが,正確なことはわかっていないようです。
図中「波食棚?」と記した範囲は,単に海中に連続する斜面かもしれません。
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