宮崎県・鹿児島県:霧島火山群
地形の特徴

活火山,火山地形,噴火口,火口湖,溶岩流

地形と地質の三次元イメージ : 霧島火山群
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/5万 霧島火山地質図(出典,下記)」を表示します。

宮崎県と鹿児島県境の「霧島火山群」は,第四紀(約260万年~現在まで)に活動している20余りの火山の総称です。
歴史時代では,「高千穂峰」に隣接する「御鉢(約1400m)」と「新燃岳(約1420m)」の噴火が記録されていますが,
「新燃岳」は2018年3月に噴火するなど,最も活動的な活火山となっています。   凡例はこちら
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/5万 霧島火山地質図(出典,下記)」を表示します。

霧島火山群の特徴は,「大浪池」や「韓国岳」のように,山体の大きさに比べて巨大な火口を持っている火山が多いことで,爆発的な噴火があった証拠です。
また,「大幡池」や「御池」など「火口湖」が多く残っていて,「山体崩壊」が無かったことがわかります。 凡例はこちら
地形の三次元イメージ・空中写真 : 新燃岳

「新燃岳」は,2008年,2011年,2017年と2018年3月と噴火しました。
1980年にはかなり深かった火口底ですが,2018年3月の噴火では溶岩流が火口の縁を超えて流れだしました。
最新の標高データによると,火口縁(最低点)と火口底の標高差(比高)は約20mです。 マグマが上昇して停止しているのでしょうか?
地形の三次元イメージ・現場写真 : 高千穂峰,御鉢火山

「御鉢」は,1923年まで噴火を繰り返した活火山です。 中でも,1235年の噴火は最大規模であった,と古文書に記されているそうです。
「高千穂峰」と「御鉢」の間には,大きな侵食谷が存在します。 また,御鉢の東側には火口縁に届いている巨大な谷地形が存在します。
成層火山の(半)円錐形は,次第に崩れる運命にあるのかもしれません。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質百選:霧島火山群」と「日本の地質案内:霧島火山群」を統合したものです。
  • 本サイトの概要については ここをクリックしてください