鹿児島県:知林ヶ島へと延びる陸繋砂州(トンボロ)
地形の特徴

陸繋砂州(トンボロ),陸繋島,砂丘

地形と地質の三次元イメージ(産総研・1/20万 シームレス地質図)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

砂蒸しで有名な指宿市の市街地は,「鰻池」を作った火山と約100万年前に活動した小さな「魚見岳火山」の間にある「沖積低地」に形成されています。
魚見岳の頂上部は,約11万年前頃の「阿多溶結凝灰岩(大規模火砕流)」がわずかに分布していますが,
その先の沖合に浮かぶ「知林ヶ島」は,全てその凝灰岩で覆われています。
地形の三次元イメージ : 陸繋砂州と陸繋島

指宿海岸あたりの砂が「沿岸流」で運ばれてきて「砂嘴」となり,そのまま海の中にまで延びて,「知林ヶ島」まで到達したように思えます。
この陸繋砂州(トンボロ)は,一年を通して姿を現していることは無く,3月~10月の大潮ないし中潮で,干潮時にのみ出現する,とのことです。
【記事・引用情報・参考情報】

【記事】

  • 「魚見岳」古火山の南側と東側の斜面は,断崖絶壁となっています。 同様に, 「知林ヶ島」も島の東側に向いた斜面だけが「断崖絶壁」です。
    南側と東側の斜面は,錦江湾の入り口に面しているので,外洋の波が減衰することなく到達した結果,「海食崖」となったものでしょう。
    ただし,魚見岳火山の場合は,北側の斜面を除いて完新世の堆積物に囲まれています。 従って,海食が起きたのは更新世の時代となります。
  • 「陸繋砂州」の出現と,魚見岳古火山の周囲に存在する「砂丘」や「砂浜海岸」の形成とは,同時期だったように思われますが,その形成過程などについては,長山外(2011)に記されているように,現在研究中のようです。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】