熊本県:八代海(不知火海)と巨大干潟群
地形の特徴

八代海,不知火海,干潟,蜃気楼,干拓

地形の三次元イメージ : 八代海と最奥部の不知火海

「八代海」は,九州本島,天草諸島と長島に囲まれた内湾で,面積は全域で約1200km2あります。
「不知火海」は八代海の別名ですが,本ページでは天草諸島の「維和島」付近より北側に限って記載しています。
不知火海では,「球磨川」,「氷川」や「砂川」からの流入水のために,水深が浅い上に,主として泥質の「干潟」が形成されています。
また,干満の差が大きいことでも知られ,最大で4mの潮位差が観測されています。
地形の三次元イメージ : 不知火海(最奥部)

蜃気楼の一種「不知火」は,8月下旬から9月中旬,深夜,干潮時,無風状態,の時に発生し易いと言われています。
干拓地の存在しなかった時代は,八代海の最奥部が観察に最良の場所と言われましたが,現在は「永尾(えいのお)神社」付近が最良のようです。
地形の三次元イメージ : 不知火海(宇土半島側)

「干潟」に関する「宇土半島側」の特徴は,岸から離れていること,です。
空中写真ではその形を視認できないので,「砂州」のように海上に現れてはいないようです。
地形の三次元イメージ : 不知火海(八代市側の埋立地群)

宇土半島側には大きな河川はありませんが,八代平野側には複数存在しています。
運んでくる土砂が圧倒的に大量であるため,水深の浅い部分=干潟は八代平野側に分布しています。
当然,干拓や埋め立ての対象となり,現在の姿へと変貌を遂げました。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:そしえて文庫99,地図の風景 九州Ⅱ 熊本・大分・宮崎,pp.56-59.,そしえて刊,1982年4月10日
  • 小澤 琳・迫田 裕太: 知らない現象(不知火現象)を科学する,(公社)日本気象学会,ジュニアセッション2020,PJ20-23,2020年5月
  • 環境省 > 閉鎖性海域ネット > 八代海

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