熊本県:天草上島のケスタ地形
地形の特徴

同斜山稜,砂岩層,ケスタ,メサ?

地形と地質の三次元イメージ : 天草上島,東北端部
‼マウスオーバー‼地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万地質図幅『八代及び野母崎の一部』(出典下記)」を表示します。

「天草諸島」は,東西方向から強い力で押されていて,ほぼ南北方向の褶曲軸を持っています。
「天草上島」の北東部には,二つの褶曲軸である「向斜軸」と「背斜軸」が並ぶと言う,褶曲の典型例となっています。
地形の三次元イメージ : 白嶽と鋸嶽

現在,「白嶽」と「鋸嶽」の中間に小さな谷が存在します。
侵食が始まる前は繋がっていた,と考えると,この山容は「メサ」か類似の地形になるような気がします。
そのような記述をした資料が無いのが,ちょっと気になりますが,‥‥。

海から「白嶽」を見上げたイメージです。 正に小型の「メサ」か,あるいは「ビュート」のように見えますね。
地形・地質断面図(想像図) : 倉江川(西) ~ 八代海(東)
  • 「分水界」でもある「小鳥越」の谷は「背斜軸」です。
  • 褶曲が終わって侵食が始まる直前,この背斜軸は尾根でした(高さはわかりません)。 長い年月で浸食がすすみ,谷になりました。
  • 図の「C」と「D」は同じ地層ですが,同じ方向に傾斜しています。 このような地層構造を「同斜構造」と言います。
  • 「白嶽」と「次郎丸嶽」に注目すると,「ケスタ」となります。
  • 地質図では「白嶽」の位置に「向斜軸」がありますが,本断面図では,作図上の都合で「鋸嶽」側に移動させてあります。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:そしえて文庫99,地図の風景 九州Ⅱ 熊本・大分・宮崎,pp.34-39.,そしえて刊,1982年4月10日

【お断り】