佐賀県:有明海北部の干潟と干拓地
  (日本の地質百選:有明海干潟)
地形の特徴

・干潟,干拓地

外観用地形の三次元イメージ : 推定・2000年前の海水準
‼マウスオーバー‼    地図上にマウスを乗せてください。独自に作成した「かつての海岸線図」を表示します。

縄文時代の海水準は,現在よりも数メートル高かったことがわかっています。 裏の図は,仮に標高4m以下を塗りつぶしてみた結果です。
現在の「吉野ケ里遺跡」は,有明海から遥かに離れたところにありますが,このようにしてみると,当時は海岸線近くに設営されていたことがわかります。
地形の三次元イメージ : 有明海の干拓地など

「干潟」は,「嘉瀬川」~「筑後川」の間で沖合まで伸びています。
かつては,川にダムが無かったので,洪水時には大量の土砂が有明海に流れ込みました。
ダムができた現在では,川水は大量に流れてきますが,運ばれてくる土砂の量はかなり少なくなっていることでしょう。

「嘉瀬川から「筑後川」」の沖合には,有明海最大の「干潟」が広がっています。
有明海の「干拓地」は,面積の広い干潟の場所の海水を干し上げて造ったのです(記事参照)。

筑後川河口の左側には,あまり干潟が発達していません。 これは,沿岸流の関係なのでしょうか。
筑後川から離れるにしたがって,干潟の面積と共に干拓地の面積も狭くなっています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「筑紫三郎」との異名を取る「筑後川」などの河川が運んでくる土砂は,「有明海」の最奥部の海底に溜まり続けていました。
  • 筑後川や嘉瀬川などで運ばれてきた土砂は,海底を干潟へと変え更に陸地化しました(海水準の低下により,粘土などはより遠くまで運ばれました)。
  • 洪水によって運ばれてきた土砂でできた陸地は,今までの陸地(旧干拓地)よりも標高が高くなりがちです。
  • こうなると,内水を海に排水することが難しくなるため,新しい陸地を干拓地として整備する必要があります。
  • 干拓による作業とは,土地の高さ(標高)を揃えること,排水路を延長すること,塩分を抜くこと,などです。

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:そしえて文庫98,地図の風景 九州Ⅰ 福岡・佐賀・長崎,pp.102-106.,そしえて刊,1981年6月20日

【お断り】