山口県:阿武火山群の地形的特徴(千石台,伏馬山,宇生賀盆地)
地形の特徴

単成火山,火山地形,溶岩台地,火砕流,スコリア丘,堰止湖

地形と地質の三次元イメージ : 阿武火山群の核心部
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「阿武火山群」が分布する大地は,もともと中生代の「花崗岩類」や「デイサイト・流紋岩」の「大規模火砕流」などが覆っていました。
ところが,第四紀のチバニアン期になると,突如平穏が敗れて多くの「単性火山」が噴火したのです。
流動性の高い溶岩を噴出して「溶岩台地」を形成した火山,火山礫などによる「スコリア丘」を形成した火山,
密集して活動したため「堰止湖」が形成されたなど,様々な地形的特徴が存在します。
なお,「大規模火砕流」を噴出した火山は,「猿ヶ山」と言われています。
地形の三次元イメージ : 千石台

産総研「1/20万シームレス地質図」によると,「千石台」を構成する岩石は「玄武岩質安山岩」の溶岩類です。
「溶岩平頂丘」あるいは「溶岩台地」に分類される山容をしているところから,安山岩でも粘り気の少ない溶岩だったのでしょう。
台地の傾斜から,火口は北端の標高約514m付近と思われます(未確認です)。
地形の三次元イメージ : 伏馬山

伏馬火山と西側の「472m峰」は,「玄武岩類」による「スコリア丘」です。
地形の三次元イメージ : 宇生賀(うぶか)盆地(堰止湖跡)

「宇生賀湖」は,第四紀チバニアン期に,相前後して噴出した「安山岩類」あるいは「玄武岩類」の各「単性火山」に囲まれた凹地です。
湖沼堆積物が見つかっているので,「堰止湖」だった時期がありました。 一方,「権現山」は,開析された「スコリア丘」です。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 阿武火山群は,萩市,阿武町と山口市に分布する,大小40余りの(単性)火山体から構成されています。
  • 資料によると,阿武火山群は,約200万年前から約150万年前の前期活動と,約80万年以降の後期活動に分かれるとのことです。
    最も新しい活動は「萩市の笠山火山(約8.8千年前)」のみで,「千石台」や「伏馬山」の活動時期に関する資料は見つけられません。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】