三重県:青蓮寺川の香落渓
地形の特徴

峡谷,穿入蛇行,下刻侵食,柱状節理

地形と地質の三次元イメージ : 室生火山岩類地帯(部分)
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。
「青蓮寺川」は,奈良県と三重県境にある「台高山脈」の北面が源流で,奈良県御杖村(みつえ村),
同曽爾村(そにむら)を貫流して三重県名張市に至ります。 そして,名張川,木津川,淀川となって大阪湾に注ぎます。
奈良県から三重県にかけて「香落渓(かおちだに)」という,火砕流起源の「溶結凝灰岩」の深い渓谷を穿ちました。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 香落渓(かおちだに)

「青蓮寺川」の「下刻侵食力」によって「溶結凝灰岩」が剥き出しになっているために,谷の壁面には随所に「柱状節理(縦方向)」を見ることができます。
「柱状節理」は,柱と柱の結合力が弱いという性質があり,川水による侵食で倒壊し易く(侵食され易く),谷が深くなります。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 香落渓,赤目四十八滝や室生川一帯は「室生火山岩類」と呼ばれる,大規模火砕流起源の「溶結凝灰岩」に覆われています。
  • 噴出した火山はわかっていませんが,噴出した時期は新生代新第三紀中新世後期(約1400万年前)と特定されています。

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:そしえて文庫94,地図の風景 近畿Ⅲ 奈良・三重・和歌山,pp.112-117.,そしえて刊,1980年11月20日
  • 佐藤隆春ほか3氏:中新世の室生火砕流堆積物,地質学雑誌,第118巻,補遺,pp.53-69.,2012年9月
  • 日本の地質百選 > 室生・赤目(室生火山岩類)  ※ 室生火山岩類全般についてを紹介しています。

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