奈良県:明日香村は構造盆地 |
地形の特徴 |
大和盆地,構造盆地 |
地形と地質の三次元イメージ : 明日香村一帯 |
‼マウスオーバー‼ 地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。 「飛鳥川」などの流域を除いた「明日香村」の基盤は,中生代後期白亜紀(約1億年前)の「花崗閃緑岩」です。 「高松塚古墳」,「キトラ古墳」や「石舞台古墳」などが,この岩盤上に構築されました。 ちなみに,「天の香久山」は全山,「畝傍山」は中腹より低い場所が同じ花崗閃緑岩でできています。 侵食による開析が進み,盆地の中の低地は完新世の「谷底平野堆積物」で覆われており,「河成段丘面」は一部を除き発達していません。 |
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : |
「飛鳥川」の流域は,「完新世」の谷底平野堆積物(沖積層)に覆われていますが,地層の厚さはそれ程でもないので, 沖積層を剥ぎ取ると,周囲の丘陵から山地を構成する「花崗閃緑岩」が露出すると思われます。 藤原京に移転するまで,倭の国の都であった場所です。 このような狭い場所に,とも思えますが,石の入手が容易かったからではないでしょうか(確証はありませんが)。 |
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