京都府:保津峡と清滝川
地形の特徴

峡谷,侵食,穿入蛇行,先行谷

案内図用三次元イメージ : 亀岡盆地~保津峡~嵯峨野
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「保津峡(保津川峡谷)」は,亀岡盆地から京都盆地に流れ下る「保津川(桂川)」の峡谷です。
途中,3箇所の大きな「穿入蛇行」が存在していますが,これらを含めた保津峡全体は「先行谷」と考えられています。
峡谷の途中で,京都市北区と右京区の境界にある「飯森山」を源流とする「清滝川」が合流しています。
この付近の山々は,ほぼ全て中生代ジュラ紀の付加体である「混在岩」が分布しています。
地形の三次元イメージ : 保津峡(保津川峡谷)

保津峡が存在する区間は,中生代中期ジュラ紀(約1.6億年前)以降,太洋底で堆積した「丹波層群」という,「頁岩」を主体とする「混在岩」の岩盤です。
「京都盆地西縁断層帯」が活動する際に,この区間が隆起したものと考えられています。
地形の三次元イメージ : 清滝川

「清滝川」の特徴は,神護寺付近から下流部の川沿いには自動車道が殆ど無い,に尽きるでしょう。
この区間は遊歩道が通っていますが,恐らく修験者や参拝者の通った道と思われます。
なお,この区間には「清滝集落」しかありませんが,鳥居本から清滝トンネルが通っていて,不便はなさそうです。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 京都の北半分は,盆地を外れると人跡未踏に近い場所が多々存在します。
  • 古生代から中生代に形成した,「付加体」という非常に固い岩盤の山々が連なっていて,そこを流れる川は「下刻侵食」により谷が深いため,と考えられます。
  • 関東で言えば,秩父盆地のようなところでしょうか?

【引用情報】

【参考情報】

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