京都府:久美浜湾と箱石浜砂丘
地形の特徴

砂丘,砂州,潟湖(ラグーン)

地形と地質の三次元イメージ : 久美浜湾及びその周辺部
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「久美浜湾」は「湾」と名付けられてはいますが,正しくは「潟湖(ラグーン)」です。
しかし,元々は日本海に広く湾口を開けた「湾」でした。
それが,沿岸流によって運ばれてきた砂礫が堆積した「砂州」によって,湾口を塞がれてしまったのです。
砂礫を吐き出した川は「円山川」に違いありません。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 小天橋と箱石浜砂丘

日本海と繋がっている「ミトグチ」いう水道は,1913年以降人工的に開削されました。
「箱石浜砂丘」は,長さが約6kmと京都府で最長の砂丘です。 最も厚いところでは約20mに達するとの情報があります。
風によって運ばれてきた砂が堆積した砂丘のため,現在は植林などによりほぼ固定化されています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「佐濃谷川」は,現在「久美浜湾」に注いでいますが,元々は日本海に直接繋がっていたと思われます。
    「小天橋砂州」に続く「箱石浜砂丘」の成長によって,河口が閉塞されてしまったものです。 その意味では,久美浜湾と同じ運命共同体と言えます。
  • 箱石浜砂丘について,「久美浜砂丘」と称している団体(例,京都府)や,「丹後砂丘」と称している団体(例,山陰ジオパーク)があります。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】