岐阜県:美濃三河隆起準平原(例,久田見地区)
地形の特徴

準平原,隆起準平原,侵食,谷頭,遷急点

地形の三次元イメージ : 設楽町
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

変形したヒトデのような範囲が「久田見高原(平均標高は約500m)」で,このような地形を「準平原」と呼びます。
周囲の河川からの比高は,北の「飛騨川」は約360m,南の「旅足川(たびそこがわ)」は約300mなので,極めて急な崖に囲まれていることがわかります。
久田見高原の地質は,主として中生代ジュラ紀付加体の「砂岩」です。 大洋の底に堆積した砂が固まると共に,この場所まで運ばれてきたのです。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 久田見高原

山などが降雨などの侵食作用を受けて高さが海面近くまで低くなり,殆ど平坦になった地形のことを「準平原」と言います。
「久田見高原」は標高が500mほどありますから,平坦になった後現在の高さまで隆起したことになり,これを「隆起準平原」と言います。
比高300m~360mという急崖に囲まれている高原のため,河川の浸食がかなり進んでいます。
「木曽川」支流の「旅足川」,その孫流?の「無名川(資料無し)」などには,「河床勾配」が急変する「遷急点」が存在します。
これらの遷急点は新たな「谷頭」とも言うべき場所なので,準平原に懸かる滝のような場所でもあります。
地形の三次元イメージ : 大平地区の地すべり地形

「久田見高原」の南端部,「旅足川」に面した「大平地区」には,かつて深層崩壊を起こしたと思われる地形が存在します。
岐阜県作製の土砂災害ハザードマップで確認すると,地すべり,急傾斜,土石流の各警戒区域に指定されています。
詳しくは,こちらをご参照ください
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「美濃三河高原」は,岐阜県恵那地方,長野県南西地方と愛知県の三河地方(いずれも一部)にまたがる「隆起準平原」です。
  • 主な地質は,中生代の「花崗岩」ですが,「久田見高原」の辺りは中生代ジュラ紀付加体の「砂岩」が卓越しています。
  • 美濃三河高原の標高はおおむね1000m前後,あるいはそれより低い土地となっており,この久田見高原では,500m~520mとなっています。
  • 久見田高原の随所に,新第三紀の「礫岩(非海成層)」が分布しています。 かつて,この場所に川か湖があったのかもしれません。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】