山形県:最上川の穿入蛇行と環流丘陵
地形の特徴

穿入蛇行,蛇行切断,環流丘陵,河成段丘(河岸段丘)

地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 最上川と銅山川の合流部から最上川と鮭川の合流部付近

「最上川」と左岸側から合流する「銅山川」の最下流部の地形は,極めて規模の大きな「環流丘陵(切断前は穿入蛇行)」と推測しました。
また,「枡形川」の最下流部と「鮭川」の下流部にも,環流丘陵らしき地形が存在しています。
なお,「新田川」の手前(南側)には,かつて新田川が流れていたと思われる地形(現,段丘・風隙)が存在します。
地形(標高段彩図)と都市圏活断層図の三次元イメージ : 最上川と銅山川の合流部
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。国土地理院の「都市圏活断層図(出典,下記)」を表示します。

事務局が「環流丘陵」ではないか,と推測した台地は標高約87mの「中位段丘面」です。
そして,この環流丘陵を形成している時に,「古最上川」は現在の「下位段丘面」の上を蛇行しつつ流れていたのではないか,と想像します。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 鮭川下流部及び枡形川下流部

「枡形川」の名前の由来となったのでは,と思わせるような「枡形」地形のすぐ上流に,「環流丘陵」があります。
環流丘陵頂部と現河床との標高差(比高)は10m未満なので,環流部が切断されたのは(地質的年代で)比較的新しいのでは,と思います。
また,枡形地形のすぐ下流側,「羽前前波駅」のある半円形の凹地も,環流丘陵の可能性があります。
「鮭川」の環流丘陵(標高55m)の地質は,北東部にある丘陵地と同じであることがわかっています。
なお,旧環流部の南西端にある,標高61mの小さな丘陵も,恐らく環流丘陵でしょう。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「環流」の流向を図示しましたが,証拠に基づく予測結果ではありません。 そのような流れがあったのではないだろうか,という程度とお考え下さい。
  • 産総研の「1/5万地質図幅『清川』」によると,枡形地形の上流側には南北に走る断層が存在し,地層境界もほぼ南北に延びています。
    枡形地形の成因は恐らく断層や地層境界と思われますが,これはあくまでも事務局の仮説です。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページの改訂にあたっては,主として「環流丘陵(可能性の少ないものを含む)」に着目して,ジオサイトを選定しなおしました。
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