福島県:双葉断層による断層地形
地形の特徴

断層地形,断層崖,活断層

地形と活断層図の三次元イメージ : 南相馬市~相馬市,双葉断層
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福島県には有名な断層が複数存在します。「中通り」の「棚倉断層」と,本ページで紹介する「浜通り」の「双葉断層」です。
「双葉断層」は,南は「福島県いわき市」から北の「宮城県岩沼市」まで続く,延長約100kmの大断層です。
断層の性質としては,西側隆起を伴う「左横ずれ断層」とされています。
なお,現在活断層と認定されているのは,相馬市から南相馬市原町区にかけての間(約16km)のみです。
地形と活断層図の三次元イメージ : 宇多川とその周辺部の双葉断層
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「双葉断層」の近傍,西側(隆起側)に「地すべり地形」が2箇所存在します。 断層に起因するかどうかは不明ですが,気にはなります。
「塩手山」の主山稜から東に分かれる多くの尾根には,今は死語となっている「ケルンコル」と「ケルンバット」を思い出させる地形が続いています。
そのケルンコル(断層鞍部)の場所に双葉断層が走っているのです。
地形と活断層図の三次元イメージ : 塩手山~真野川間の双葉断層
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南相馬市の「真野川」付近から北方を俯瞰したイメージです。
「塩手山」から「433m峰」へと続く主山稜から東に分かれる尾根のほぼ全てには,「双葉断層」によって形成された「断層鞍部」が存在しています。
また双葉断層の西側は急激に隆起しているので,一見するとケスタ地形のようにも見えます。
地形と活断層図の三次元イメージ : 真野川~上真野川間の双葉断層
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南相馬市の「上真野川」~「真野川」の区間で,「活断層」に認定されている区間です。
断層の右側(東側)には,「八森山(309m)」や「286m峰」があるので,一見すると東側隆起の断層のように思える区間です。
地形と活断層図の三次元イメージ : 水無川とその周辺の双葉断層
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南相馬市の「水無川」流域の「双葉断層」です。 活断層図によると,この場所は活断層として認定されている区間の南側になります。
断層は幅のやや広い鞍部になっており,左側(西側)は隆起して「阿武隈高地」へと続きます。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • かつてよく使われていた「ケルンコル」と「ケルンバット」は,現在それぞれ「断層鞍部」と「断層丘陵」に言い換えられています。
  • 産総研の20万分の1シームレス地質図では,「双葉断層」の約8km西にも平行する断層線が記載されています。
    正しくは「畑川破砕体」と言い,相馬市付近では断層としては評価されていないようです。 活断層セグメントにも記載がありません

【引用情報】

  • 国土地理院 > 地理院タイル(地形図,5m・10mDEM)  国土地理院利用規約
  • 国土地理院 > 都市圏活断層図
        (金田 平太郎・後藤 秀昭・中田 高・廣内 大助・松多 信尚・小荒井 衛,2013年,1:25,000 都市圏活断層図「相馬」 ,
          後藤 秀昭・金田 平太郎・熊原 康博・平川 一臣・松多 信尚・小荒井 衛,2013年,1:25,000 都市圏活断層図「南相馬」)

【参考情報】

【お断り】