北海道:利別川と浦幌川の不思議な関係
地形の特徴

河岸段丘(河成段丘),谷頭侵食,河川争奪

地形と地質の三次元イメージ : 利別川と浦幌川
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「河床勾配」の緩い「浦幌川」は,崖の脇だというのに「自由蛇行」しながら,ゆったりと流れています。
一方,眼下はるかを流れる「利別川」も,それはそれで「自由蛇行」しつつ,のんびりと流れています。
地形の三次元イメージ : 利別川と浦幌川の最接近場所付近

「利別川」の左岸には,「礫岩」の急崖を「谷頭侵食」しつつ「浦幌川」に迫って行く支流が幾本も存在します。
触手を延ばす支流群のどれかが浦幌川に達した瞬間,浦幌川の水は利別川に流れ込みます。
浦幌川は水源を絶たれることになるため,「風隙」の区間が生じることになり,下流では「不能川」と呼ばれるようになるでしょう。
【記事・参考情報など】

【記事】

  • 落差130m弱の崖を接して「利別川」と「浦幌川」という,二つの川が流れています。
  • とっくの昔に,滝ができていてもおかしくないと思いますが,できていないのです,今までは。
  • 利別川からの「谷頭侵食」がすすめば,浦幌川は河川争奪に敗れ,上流からの川水は全て利別川に流れてゆきます。
  • 自然のままであったなら,このようなことが実際にありえますが,実際は,人工的な崖崩れ防止工事が行われるでしょう。

【参考情報】

  • 参考図書:そしえて文庫82,地図の風景 北海道編Ⅱ
      道東・道北,pp.126-129.,そしえて刊,1980年 3月 1日

【お断り】