北海道:霧多布湿原と砂堆痕跡(日本の地質百選:霧多布湿原)
地形の特徴

湿原,砂堆,微高地,堤間沼地

地形と地質の三次元イメージ : 霧多布湿原及び周辺の状況
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「霧多布湿原」は,釧路湿原,サロベツ原野に次いで国内第三位の面積とのことです。
霧多布湿原を構成する「泥炭層」には,9層以上の巨大津波の痕跡が埋没していると言います。
すなわち,北海道東部の太平洋岸では,およそ500年周期で巨大地震が繰り返し発生し,その際には海岸が隆起することがわかってきました。
隆起後,再びゆっくりと沈降する場所(野付半島や風連湖など)もありますが,同様にして霧多布の地に湿原ができた,という説があります。
地形の三次元イメージ : 霧多布湿原

「霧多布湿原」には,ほぼ南北に延びる幅広の「微高地」が存在します。
「長沼」~「水切沼」を含む南北方向の一帯がそれで,その範囲の最高標高は約2.5mです。
これらの微高地は,現在の海岸線とほぼ並行であることから,かつての「砂堆」の名残と思われます。
霧多布湿原の「沼」のかなりの部分が,この微高地内に点在することから,これらは「堤間沼地」と考えられます。

「霧多布湿原」の南側では,「琵琶瀬川」に合流する全ての河川が集まっているため,南の方向に延びている「砂堆」が切断されているように思えます。
また,湿原の南部では,沼地がほぼ存在しません。
これは,河川の密度が増したことによって河川への排水量が増えたためと想像しますが,確証はありません。
霧多布湿原

画像出典: 浜中町 > 霧多布湿原
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