神奈川県:引地川源流の湧水(相模原台地の湧水群)
地形の特徴

相模原台地,河成段丘,湧水,水源,河川水

地形の三次元イメージ : 相模野台地(段丘面)核心部
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。国土地理院の「都市圏活断層図(出典,下記)」を表示します。

「相模野台地」は,「相模川」が作り出した広大な「河成段丘面」で,台地の地下には「相模野礫層」と呼ばれている「帯水層」が広く分布しています。
相模野台地が源流の河川がいくつか存在し,中でも「引地川」,「蓼川(たてかわ)」,「目久尻川(めくじりがわ)」や「芹谷川」などが有名です。
これらの河川の谷頭や河床から,相模野礫層を流れて来た地下水が湧き出ていた(自噴井),ことが知られています。
注 かつては自噴していた湧水が,現在ではポンプアップへと変ってしまった,というケースもあります。
地形の三次元イメージ : 引地川源流部とその周辺

「引地川」は大和市を通過する国道246号のすぐ上流が水源(湧水箇所)です。
元々は,自然湧水でしたが,周辺の開発により雨水の地中浸透が減ったのでしょう,年々水量が減り,現在はポンプアップされています。
管理する大和市では「泉の森水源地」として整備しており,水量と水質の調整を行ったうえで,引地川に流しています。
「蓼川(たてかわ)」については,湧水は有りそうとの情報がありますが,その地点など詳細は不明です。
地形の三次元イメージ : 目久尻川源流部とその周辺

座間市が源流である「目久尻川」と枝谷の「芹谷川」には,それぞれ有力な「湧水」が存在します。
注 図示した湧水地点は,座間市役所の資料を基に事務局が推定したものです。 正確性に欠けているかもしれませんので,ご注意ください。
また,座間市では,上水道の80%程度を「地下水」に頼っている,とのことです。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「相模野台地」の地下には,「相模野礫層」と呼ばれている「砂礫層」が存在します。
    砂礫層の特徴は空隙が多いことで,ここに地下水が溜っていたり,流れていたりするのです。
  • 相模野礫層の下位は,水を通しにくい「不透水層」の「上総層群」が分布しています。 従って,大量の地下水が相模野礫層に溜っています。
  • 上総層群は,概ね北側が高く南側が低い,と言う傾斜構造となっています。 しかし,山脈のように盛り上がっている場所も存在します。
  • 礫層の中を流れて来た地下水は,地中の山脈が遮水壁となってその手前に滞留します。
    次第に,後ろから流下してくる地下水に押されて水圧が高まり,遂には地表に湧き出てくることもあります。
  • これが,「谷頭型湧水」の概要です。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】