神奈川県:神奈川県の谷戸田
地形の特徴

谷戸田,谷津田,谷津,谷戸

案内用,地形の三次元イメージ : 川崎市北西部~横浜市南部

このページで取り上げた,合計8箇所の谷戸田(谷津田)の概略位置です(廃止分を含む)。
全て,多摩丘陵と三浦丘陵が侵食されてできた「谷戸」に「谷戸田」が作られています。
地形の三次元イメージ : 川崎市麻生区「黒川谷戸」

小田急・多摩線と京王・相模原線が乗り入れる「多摩ニュータウン」の近く,土地区画事業から取り残された形になっている「黒川谷戸」です。
空中写真では,地形図に記載されている「水田マーク」のうち,概ね半分程度(それ以上かも)は「野菜畑」や「資材置き場」へと変貌してしまいました。
地形の三次元イメージ : 横浜市青葉区「寺家(じけ)谷戸」

「地形のレッドデータブック No.2」によると,神奈川県内で最も面積が広い「谷戸田」です。
そのうち約86haの谷戸田は,横浜市が昭和58年に「寺家ふるさと村」として,保全の指定を行いました。
その他の谷戸田は「野菜畑」や「資材置き場」へと変貌してしまったところも散見されます。
地形の三次元イメージ : 横浜市緑区「新治(にいはる)谷戸」

新治谷戸の「谷戸田」は,一部「新治市民の森」として保全されています。 また,「新治小学校」に隣接する水田も健在のようです。
一方, 地図外の「三保町」にも「谷戸田」が存在しましたが,現在では,野菜畑や資料置き場などになってしまいました。
地形の三次元イメージ : 横浜市緑区「岡部谷戸」

横浜市緑区長津田町の「岡部谷戸」です。
空中写真で確認したところ,「谷戸田」として利用されている面積は,地形図に記された「田」マークの1/2程度のようです。
地形の三次元イメージ : 横浜市戸塚区舞岡谷戸

江の島近くで太平洋に注ぐ「境川」の支流,「柏尾川」の上流の一つに「舞岡川」があります。 その枝谷を含め,かつては広大な「谷戸田」が存在しました。
現在,枝谷を含む舞岡川流域の谷戸(舞岡谷戸)の中で,約102haについては,横浜市が平成2年に「舞岡ふるさと村」として,保存指定を行いました。
本図にも示しましたが,舞岡ふるさと村のかなり下流には,数箇所の谷戸田が存在しています。

「舞岡ふるさと村」として保全されている「谷戸田」です。 「舞岡川」の上流になります。
高圧電線や民家など,人工物は一切写っていません。
どこかの田舎?と,思いたいところですが,まぎれもなくここは横浜市の一角なのです。
地形の三次元イメージ : 横浜市栄区瀬上沢谷戸

この「谷戸田」は,「横浜市瀬上市民の森」として保全が図られているようです。 しかし,
本ページを執筆するにあたり,空中写真を確認してみましたが,谷戸田らしき地形は確認できませんでした。 要調査です。
地形の三次元イメージ : 鎌倉市御所谷戸

この「谷戸田」は,「鎌倉中央公園」の一部として保全が図られています。
地形の三次元イメージ : 鎌倉市御所谷戸

この「谷戸田」は,「鎌倉広町緑地」の一部として保全が図られています。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 下記参考図書では,8箇所の「谷戸田」を紹介しています。
    しかし,「横浜市緑区三保町」の谷戸田は,既に消滅してしまった模様です(2023年11月末時点)。
  • 公園としての「谷戸田」ではなく,農業としての谷戸田は,以下の4箇所ではないかと考えています。
      川崎市麻生区黒川谷戸, 横浜市青葉区寺家谷戸, 横浜市緑区岡部谷戸, 横浜市戸塚区舞岡谷戸。
  • しかし,これら4箇所の谷戸田も,水田から野菜畑に転換しているケースがあります。
    いずれ,残りの「谷戸田」も「谷戸畑」へと変わる定めかもしれません。

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:日本の地形レッドデータブック 第2集 -保存すべき地形-,p.29,33,34,35,36,37,古今書院刊,2002年3月23日
  • 本文中に記載しました。

【お断り】