鹿児島県:屋久島(花崗岩に無数のリニアメントが)
地形の特徴

山岳地形,急峻,リニアメント

地形と地質の三次元イメージ : 霧島火山群
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

屋久島は,新生代古第三紀始新世(約5000万年前)以降,太平洋の海底で堆積し後「付加体」となった「四万十層群」を
突き破って上昇してきた花崗岩[新生代新第三紀中新世(約1600万年前)以降]にほぼ覆われています。
島の大部分が花崗岩で覆われており,九州で最も高い宮之浦岳(1936m)も,もちろん花崗岩です。
【空中写真】 屋久島

沖縄那覇空港から福岡空港に向かうジェット機の右窓から撮影しました。
地形の陰影起伏図 : 宮之浦岳~縄文杉付近

「縄文杉」付近の「陰影起伏図」によると,北東~南西に延びる直線状の谷筋が何本も存在します。
地形用語で「リニアメント」と呼びますが,これ程目立っているところは他にはあまり見かけません。
リニアメントの方角は,島の海岸部に分布する「付加体」の走向とほぼ一致しています。 応力場が同じなのでしょうか?
地形の三次元イメージ : 宮之浦岳及び周辺部

一見硬そうに見える「花崗岩」ですが,硬いのは構成する鉱物の「石英」などで,その他の構成物質は風化し易いのです。
このため,屋久島の特徴である大雨の影響により,地表の風化・侵食が進み,山々の頂は「丸く」なっています。
地形の三次元イメージ : 宮之浦岳及び周辺部

先住の四万十層群は,付加体となる時に受けた力で地層がほぼ直立しています。
その中に貫入して来た花崗岩は,四万十層の地層境界の影響を受けたのでしょうか,地層境界の方向と調和するリニアメントが複数存在します。
その多くは,直線状の谷であるため,花崗岩が上昇して固化する過程で「直線状の弱線」が発生した可能性があります。
【引用情報と参考情報】

【引用情報】

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