福岡県:平尾台のカルスト地形
  (日本の地質百選:平尾台カルスト)
地形の特徴

鍾乳洞,カルスト,ドリーネ,ウバーレ,カッレンフェルト,ピナクル,地形の人工改変

地形と地質の三次元イメージ : 平尾台
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「平尾台」は,比高差300mを超すと言う高く切り立った崖に囲まれているため,本当の意味での「台地」です。
石灰石鉱山(セメント鉱山)と背中合わせです。 採掘が進むと地下水の流れに影響が出ないか,かなり心配な点ではあります。
地質は,古生代石炭紀(約3億年前頃)の石灰岩で,同古生代ペルム紀(約2.5億年前頃)に「付加体」となって,九州北部へと移動を開始したものです。
地形の三次元イメージ : 平尾台

台上には「ドリーネ」が,随所に存在しています。
雨水による石灰岩の溶食が進んだ結果,「千仏鍾乳洞」,「目白鍾乳洞」や「牡鹿鍾乳洞」などの観光洞があります。
中でも「牡鹿鍾乳洞」は竪穴なので,ドリーネの構造がよくわかるかもしれません。
【空撮写真】 平尾台

福岡空港へと着陸態勢に入った飛行機の左窓から撮影しました。 撮影できたのは,恐らく「響灘」の上空あたりかと思われます。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • カルスト地形:石灰岩の溶食が進んでいる地形を指します。 以下のような地形が随所にみられるのが普通です
    ① 鍾乳洞: 石灰岩の溶食によって生じた石灰洞(洞窟:洞穴)のうち,鍾乳石が発達しているものを指します。
    ② ドリーネ: 円形又は楕円形のカルスト凹地のことで,和名ではすり鉢穴とも言います。
    ③ ウバーレ: ドリーネが連結,あるいは集合している凹地のことです。
    ④ ピナクル:石灰岩の溶食が進みますが,一部が溶けずに残って石灰岩の柱になりますが,その石灰岩柱を指します。
    ⑤ カッレンフェルト: 石灰岩に溝状の溶食が進むと,カレン(カッレン)と言う地形になります。さらに進んで複雑化した状態を指します。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】

  • 本ページは,旧GUPIのウェブサイト「地質情報ポータルサイト」で公開されていた「日本の地質百選:平尾台カルスト」と「日本の地形千景プラス:平尾台のカルスト地形」を統合したものです。
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