愛媛県:織田ヶ浜(砂浜海岸)
地形の特徴

砂浜海岸,消滅地形

地形と地質の三次元イメージ :
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

「織田ヶ浜(織田が浜)」は,「頓田川」から「潟湖」と思われる水路までの約1.7kmが本来の姿でした。
しかし,今治市が潟湖側の約0.7kmを埋め立てたため,頓田川側の約1.0kmが残されて現在に至っています。
織田ヶ浜と南側の「唐子浜」は,「蒼社川」と「頓田川」などが運んできた「マサ」が,沿岸流によって堆積してできた「砂浜海岸」です。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 織田ヶ浜,唐子浜

織田ヶ浜と唐子浜共,「砂丘」と呼べるほどの規模ではなかったようです。
ただ,唐子浜のほぼ中央部分には,「後背凹地」が形成されています。 川が砂浜に並行に流れているので,かつては湿地が存在したかもしれません。
最新の地形図と1962年頃の空中写真 : 織田ヶ浜と埋立地

織田ヶ浜に堆積している砂(マサ)の供給源は,「蒼社川」と「頓田川」と考えられます。
仮に,蒼社川からの供給量が大きい場合,埋立地の建設により,現織田ヶ浜の砂浜は今後痩せてゆく,と想像します。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 織田ヶ浜の埋め立てに関して,住民から中止の裁判が起こされましたが,10年余の裁判の結果,最高裁が埋め立て事業について適法との判断をした結果,上図のような突堤型の埋立地が完成し供用されています。

【引用情報】

【参考情報】

  • 参考図書:日本の地形レッドデータブック 第1集 新装版 -危機にある地形-,p.184,古今書院刊,2000年12月8日

【お断り】