岡山県:吉備高原の残丘群(準平原)
地形の特徴

孤立残丘,火山岩頸,隆起準平原,侵食小起伏面

地形(標高段彩図)と地質の三次元イメージ : 吉備高原
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

中国脊梁山地の南側,岡山県から広島県の東部にかけて,小起伏の台地が広がっています。
一般的には「吉備高原」と言いますが,広島県側を特に「世羅台地」と言う場合があります。
標高はおおむね400m~600mの間であって,その成因として「隆起準平原」あるいは「侵食小起伏面」と言われています。
本図の範囲での主な地質は,後期白亜紀の「大規模火砕流(溶結凝灰岩など)」です。
一方,「猪辻山」などに代表される丘陵は,中新世の「玄武岩溶岩」です。白亜紀の地質に比べ侵食に強いので,凸地形として残っています。
地形の三次元イメージ : 吉備高原の残丘群(1)

吉備高原を流れる大河は侵食力が大きいのが特徴で,「成羽川」のように巨大なV字谷を形成しています。
「鈴木ほか(2011)」に記載された「新期侵食地形」に該当します。
このまま侵食が進むと,吉備高原も世羅台地も,普通の平野になってしまうかもしれません。
地形の三次元イメージ : 吉備高原の残丘群(2)

残丘群で最も標高の高い山は「猪辻山」の731mで,最も低い山が「長松寺山」の666mです。
地質図を参照すると,もっと標高の低い残丘も存在するので,残丘になる条件は標高だけではなさそうです。
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