鳥取県:弓ヶ浜半島の砂丘地形
地形の特徴

砂丘,砂洲,浜提列,海岸侵食

地形と地質の三次元イメージ : 弓ヶ浜半島全景
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

国引き神話で,島根半島を引き寄せる「綱」だった,とされている「弓ヶ浜」は,長さ約17km幅約4kmと,日本で最大クラスの砂州です。
砂州の上には3列の「砂丘(浜提列)」が形成されており,日本海側から「外浜」,「中浜」と「内浜」と呼ばれています。
なお,外浜側の先端部と内浜側の全域では,「干拓地(農地)」あるいは「埋立地(工業用地)」が追加されています。
地形の三次元イメージ : 弓ヶ浜半島(先端部)

砂州の先端部分では,「中浜」の面積が最も広く,更にその中に数列の小さな浜提列が存在する,と言う特徴があります。
砂州の先端は「境港市」が存在するなど,この巨大な砂州は人々の生活の場として利用されています
地形の三次元イメージ : 弓ヶ浜半島(基部)

「弓ヶ浜半島」の基部では,「砂丘・中浜」が極めて発達しており,少なくとも「標高段彩図」で「砂丘・内浜」を視認することはできません。
弓ヶ浜半島を作った土砂の供給先は「日野川」である,と言われてしますが,「三角州(デルタ)」は形成されていません。
押し出された細粒の砂礫類は,全てが沿岸流で運び去られてしまった,と考えられます。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 弓ヶ浜が成長したのは,大山火山の斜面で発生した「土石流」が沿岸流で運ばれたことが始まりですが,人間の営みとなる「日野川」の上流で行われていた「たたら製鉄」の「鉄穴流し」によって,大量に流された土砂も,砂州の成長に大いに寄与したとされています。
  • 現在では,日野川上流の鉄穴流しが途絶したことや支流の洪水調整用ダムなどの建設,大山火山山麓の砂防ダムの建設,などにより土砂の供給が止まったため,日野川近くの外浜が急速に侵食されています。
  • このため,日野川の左右には,侵食防止用の「離岸堤」と「突堤」が,大規模に建設されています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】