新潟県:佐渡島,砂州によって閉じ込められた加茂湖
地形の特徴

潟湖(ラグーン),海跡湖,砂州

地形と地質の三次元イメージ : 国中平野と加茂湖
‼マウスオーバー‼  地図上にマウスを乗せてください。産総研・地質調査総合センターの「1/20万 シームレス地質図(出典,下記)」を表示します。

佐渡島には「大佐渡山地」と「小佐渡丘陵」という,2列の「脊梁山脈・丘陵」が存在し,山脈の中間には「国中平野」と呼ばれる「沖積低地」があります。
国中平野の北端に「砂州」が発達したことにより,小さな湾が閉じ込められてできた「潟湖(海跡湖)」が形成されました。 これが「加茂湖」です。
加茂湖の内陸側には「扇状地」由来の段丘が形成されましたが,最終的にこの段丘が国中平野本体と加茂湖を分ける「分水界」となりました。
これにより,平野の水の大半は加茂湖とは正反対の「真野湾」に向かうことになり,広大な沖積低地が形成されたのです。
地形(標高段彩図)の三次元イメージ : 加茂湖

砂洲の真ん中には,明治30年の大洪水を契機に人工的に開削された水路があります。 「加茂湖」は「汽水湖」なのです。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 佐渡島は,元々ユーラシア大陸の東の端にありました。
    およそ2000万年前(新第三紀中新世前期),ユーラシア大陸で激しい地殻変動が起こり,大きな断層や火山の噴火が相次ぎました。
    佐渡金山の金は,この時代に形成された熱水鉱床によるものです。現在の場所でできたわけではありません。
  • およそ1600万年前,佐渡島の西の地盤に大きな裂け目が入り,佐渡島を含む日本列島の部分が東に移動を開始し,佐渡島の部分は日本海に沈みました。
  • およそ200万年前(第四紀更新世前期),大陸プレートの動きの変化により,佐渡島は隆起して海上に姿を現しました。
    当時,国中平野の部分は海中のままでしたが,大佐渡,小佐渡の山地から運ばれてきた土砂が堆積して,洪積世~沖積世の平野が誕生しました。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】