- 新潟県,山形県と福島県の県境に位置する「飯豊山地」は,寒冷地による岩石の凍結融解による風化現象によって山稜(尾根頂部)が緩傾斜になったり,大量の積雪が原因で形成された「雪窪」が存在しています。
- 飯豊山地の地質は,新生代古第三紀暁新世~始新世(約6千万年前~約4.5千万年前頃)に,日本海の海底?で生まれた「花崗閃緑岩・トーナル岩」です。
- 飯豊山地の特徴は「第四紀以後の隆起」です。 すなわち,海底から陸地へ,更に2,000m前後の山地へと隆起し続けているのです。
- 山地の隆起は,谷川の侵食力の増加を促進するので,飯豊山地の谷は深い「V字谷」へと変貌を遂げました。
- 主稜は「北西-南東方向」に伸びており,支尾根(支稜)はそれに直行する方向に発達しています。
ただし,飯豊山地の最高峰大日岳(2,128m)から飯豊(本)山(2,105m)へ延びる稜線は本来主稜なのですが,支稜の方向に一致しています。
- 主稜や支稜の多くは,季節風の風上側の斜面の傾斜が若干緩く,風下側の斜面の傾斜が若干急,という「非対称山稜」の特徴があります。
風上側の斜面では積雪は少ないため融雪水の侵食力は弱いのに対し,風下側斜面では積雪が多いため融雪水による侵食力が大きく「ガリー」が発達しやすいのです。
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