東京都:神田川の非対称谷
地形の特徴など   

非対称谷,霜柱侵食

地形と標高段彩図の三次元イメージ:
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「神田川」の左岸斜面(略南向き斜面)は急崖を形成しているのに対し,右岸斜面(略北向き斜面)は緩斜面を形成しています。
このように両岸の傾斜が異なる谷地形のことを「非対称谷」と言いますが,神田川における主原因は「霜柱侵食」という説があります。
たかが「霜柱」と思いがちですが,地表近くの土壌が凍結・融解を繰り返すことになるため,かなり侵食力(破壊力)の強い現象です。
その説によると,南向き斜面は乾燥により霜柱が出来にくく,北向き斜面は湿っていて霜柱が出来やすかった,と解釈できます。
注 本図に示した地形断面図(下図)の位置は概略です。
【地形断面図】

地形断面図付近の地形は,神田川の右岸(南側:図左側)は「氾濫原」となっていて,いわゆる「軟弱地盤」です。
洪水と地震時の揺れ,という2種類のリスクの高い地盤です。
一方,左岸(北側:図右側)は「武蔵野台地」となり,上記のリスクが無いか極めて低い土地となります。
【記事,引用情報と参考情報】

【記事】

  • 「凍上」という現象がありますが,こちらはある程度深い場所の水分が凍って,それより上の土や舗装などを持ち上げる現象を言います。
  • 水が凍るときに出す力は強力で,亀裂に入り込んだ水の凍結・融解により,トンネル入り口の巨大な岩盤が崩落し,通過中のバスが埋もれて,多数の死者が出た事故も発生しています。

【引用情報】

【参考情報】

【お断り】