柱状図データが重複して登録されている疑いがある事例
 > サブメニュー
CaseB_01

出典:国土地盤情報検索サイト-KuniJiban-。 
同一座標値に同じボーリングデータが,別々のIDで登録されている,という事例。

【問題点】
・図(A)で,「B孔」を示すマーカーを左クリックすると,図(B)のようにマーカーが二つに分離する。
 これは,KuniJibanの新機能のようで,接近する座標値を持つボーリングが複数存在すると,クリックと共にマーカーが分離・表示するからである。
・図(C)および図(D)は,分離した「B孔」のマーカーを,それぞれにクリックした時に表示されるメタデータである。
 両者を比較してみると,ボーリングIDは異なっているが,調査名称などの登録情報は殆ど一致している。

【提言】
・KuniJibanの登録時において,どのような手続きが行われたかは不明であるが,マーカークリック時に分離・表示されるボーリング情報が同じものである,という可能性があるので,二次利用する際には十分に留意されたい。


出典:国土地盤情報検索サイト-KuniJiban-。 
ボーリングIDは異なっているが,記載内容は全て一致していた(発注機関名の空白を除く)。
CaseB_02

出典:国土地盤情報検索サイト-KuniJiban-。 
同一座標値に同じボーリングデータが,別々の調査件名で登録されている,という事例。
調査名は左右で異なっているが,北緯,東経,孔口標高と総掘進長は一緒である。 柱状図(土性図)を確認すると,・・・・。

【問題点】
・青森港周辺のボーリング情報を確認中,図(A)および図(B)に示すように,マーカーが二つに分離するボーリングを発見した。
・双方のメタデータを確認すると,ボーリングIDおよび旧ボーリングIDが異なっていた。
・よって,ごく近傍で2本のボーリングが実施されたのかと思い,土性図を確認すると・・・・。

【問題点】
・各土性図を詳細に検討した結果,「PORT102001010130」と「PORT102001010109」の相違点は「30」と「09」のみであった。
・その他の情報は,全て同じ内容であったと判断できる。


出典:国土地盤情報検索サイト-KuniJiban-。 ボーリングIDは異なっているが,記載内容は全て一致していた。
「PORT102001010130」のイメージを反転し透過度を50%にして,「PORT102001010109」にオーバーレイした。
⇒ 2枚の画像が同じなら灰色になる。 一方,異なっていると干渉による像が乱れるので,違いが判明する。